空母いぶき

『空母いぶき』第三巻【反日が仕事の新聞記者】

空母いぶき第三巻

『空母いぶき』第三巻は、第5護衛艦隊が補給艦から給油を受けているところから始まります。

給油中は、艦隊の全艦船が減速を強いられる事もあり、敵に狙われやすい危険な状態と言えます。

と、その嫌な予感が的中して、空母広東(カントン)から5機の殲20(中国製の最新ステルス戦闘機)が発艦した事を、早期警戒管制機E767が察知します。(画像は航空自衛隊HPより引用)

そこから展開される手に汗握る戦闘シーンは、ぜひコミック第三巻でお楽しみ下さい。

心の底で戦闘に罪悪感を持つ日本人

上記戦闘の結果、護衛艦のミサイルが殲20一機を撃墜します。
第一巻で

「おかげさまで、一人の外国兵も傷つける事無くやってこれました。それが誇りです。」

と言っていた新波副長には結構ショックだった様子で、

撃墜必至の状況とはいえ、その命令を出させたのはあんただ。
自衛隊は初めて敵機を撃ち落とした。
あなたは、十字架を、他の誰でも無い自分で背負いたかったのですか?

(出典:『空母いぶき』第三巻)

と、秋津艦長に問いかけます。
相当、面倒臭い人ですね~?

撃墜必至の状況だったのだから、誰が命令したかなんて、秋津艦長の頭には無かったと思われます。
敵も、戦闘機五機で編隊組んで来て、本気で空母いぶき撃沈を狙ってミサイル計十発を撃ち込んできているのです。

双方、命がけの真剣勝負であり、誰が十字架を背負うとか背負わないとか、センチメンタルに過ぎると思うのは、私だけでしょうか?

誤解を避ける為に、あえて補足しておきますが、上記の文章は作者(かわぐち かいじ氏)を批判している訳ではありません。
作者は、日本人の中には新波副長のような思考タイプの人も確かにいるとご存じだから、それを作品の中で表現されているに過ぎません。

当然、新波副長とは異なる思考タイプの人もいる訳で、必要に応じて登場人物毎に表現されています。
そして私も、日本人には新波副長みたいな思考パターンの人が結構いる事を知っていると同時に、常々「メンドクサイやっちゃな~」と感じているので、それを書いたに過ぎません。私見です。

日本の左派メディア

場面は変わり、日本の新聞記者の言動が描写されます。

「空母など作るから中国に火がついたんだ。政権の責任を追求するぞ!」

「戦闘機の撃墜は、明瞭な交戦、武力行使であり、憲法9条違反だ。」

「島民が拘束されているのに武力で奪還するなら、中国も武力で対抗してくる。政府は戦争がやりたいのか?」
(『空母いぶき』第三巻より引用)

まさに、日本の新聞記者が言いそうな事ばかりです。
日本が外国から侵略行為を受けたら、その詳細を取材し、国民や諸外国に報道するのが、報道機関の使命の一丁目一番地であるはずです。

ところが政府の記者会見が始まる前から、首相や政府の責任を追求する事のみが新聞記者の目的になっていて、この問題の根源である侵略国に対する批判や、責任を追及するという姿勢は一切見られません。

そう思わせるのが、日本の新聞記者の特徴なのです。
(勿論、例外もありますが・・・)
なぜこんな事になってしまっているかについては、非常に根が深い問題でもありますので、今後機会をみて記事にしてみたいと思います。

続いて、第三巻2回目の戦闘シーンが開始されます。
殲滅20計十機とF35JB計五機のドッグファイトが展開されます。
これもまた、ぜひコミックでお楽しみ下さい。

その後、北京での日中外交交渉のシーンとなります。
ここでも中国が「釣魚島(尖閣)は中国固有の領土」と主張する事は予想通りでしたが、「沖縄は日本の領土」と答えたのは少し意外でした。
が、中国が何を言おうと、それを言質とする事はできない事を忘れてはいけません。

第23ソーティからは、戦場を海底に移し、潜水艦同士のバトルとなります。
北京の外交交渉が開始された事に伴い、交渉に悪影響を及ぼすような戦闘は極力控えるよう自衛隊には指示が出ているのですが、「防衛出動」も事前に発令されており、現場の自衛隊隊員にはフラストレーションが溜ります。
中国もその事が判っているので、より大胆な作戦をしかけてきます。

しかし敵潜水艦(遠征102号)が空母いぶきに向けて魚雷を発射したのを察知した海自の潜水艦(けんりゅう)が、沈黙を続ける訳にもいきません。

「全責任は艦長の自分が負う!」

との決意の下、魚雷発射の命令を途中まで言いかけたところで、別の海自潜水艦(せとしお)が敵潜水艦(遠征102号)に接近している事が探知されます。

(画像は海上自衛隊HPより引用)

せとしおは、何を狙っているのか?
けんりゅうは、ミサイルを撃つべきなのか?

この続きは、第四巻でお楽しみ下さい。