空母いぶき

空母いぶきの新シリーズ・GREAT GAME 第一巻

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大人気を博した『空母いぶき』の新しいシリーズが開始されました。
「GREAT GAME」です。

この『空母いぶき』の続編「GREAT GAME」では、中国の尖閣侵略失敗から年月が経っており、秋津竜太一佐(元空母いぶき艦長)は艦隊群司令に昇格。
新波歳也二佐(元空母いぶき副長)も、一佐に昇格し空母いぶきの艦長になっています。
また日本の総理は、垂水慶一郎から、柳沢律子(日本初の女性総理)に変わっています。

「空母いぶき」の新シリーズ・GREAT GAME

20XY年、護衛艦「しらぬい」は、調査目的で北極海に派遣されていました。

地球温暖化に伴い、北極海航路が安定的に航行可能となった場合、現在の主要な日本と欧州間の航路となっているスエズ・マラッカ海峡航路より、北極海航路の方が7000Kmもの短縮ができるという事で、それを見越しての護衛艦派遣には「なるほど!」と思いましたが、国会では野党議員が腹立たしそうに総理に質問しています。
漫画の中でまで、野党議員が「反対の為の反対」をするのは止めてほしいものです。

舞台は北極海に移り、アルゼンチン籍の海洋調査船「ディオサ号」が登場します。(Image by WikiImages from Pixabay)

ディオサ号」は、海中で発見した謎の物体を引き上げた30分ほど後に、魚雷攻撃を受けます。
海洋調査船が魚雷攻撃を受けるとは、とんでもない異常事態ですが、命中すれば確実に沈没してしまうので、近くの巨大海氷の裂け目に逃げ込みます。

新シリーズ GREAT GAMEの主人公「蕪木薫」登場!

その時「ディオサ号」の救難信号を受信したのが、蕪木薫(かぶらぎ かおる)二佐が艦長を務める護衛艦「しらぬい」でした。

艦隊司令部からは護衛艦「しらぬい」に対して「動くな!」と強く命令していましたが、「ディオサ号」は連続して魚雷攻撃を受けつつあり、蕪木艦長は迷うことなく「ディオサ号」を魚雷から守る事を選びます。

ところでP.36で、蕪木艦長が

「機関最大戦速、面舵10度」

という命令を発するシーンがあります。

私はてっきり「最大船速」の誤字だと思いましたが、こうしてブログ記事に書くからには確認が必要と思ってググったところ、blank最大戦速」で正しい事が判りました。

日本帝国海軍と海上自衛隊は、その艦の最低速から最高速までを、

微速、半速、原速、強速、第一~第五戦速、最大戦速、一杯

の11段階で表現しているそうです。
但し、艦によって最高速度は異なるので、第三戦速の次に最大戦速がくるのもあれば、第四戦速の次に最大戦速がくるものも有るとの事です。

ちなみに、最大戦速がその艦の実質的最高速度であって、「一杯」は「故障も覚悟の上の頑張り」で、よほど特殊な場合にしか選択されない速度なのだそうです。

面舵」は「おもかじ」と読み、進行方向右に舵をとる事を意味します。(面舵の反対語は取舵(とりかじ))blank
私が空母いぶきを読み始めた頃は「面舵!」を「めんだ!」と読んでいましたが、何度もこの2文字と遭遇するうちに、調べて正しい読み方を知りました。(取舵(とりかじ)は普通に読めますものね?)

なんとか最初の2発の魚雷の直撃を避け、沈没を免れた「ディオサ号」ですが、魚雷を撃ってきた潜水艦も、その事は判っています。
ディオサ号」が海中で発見した謎の物体もろとも海中に沈めるのが潜水艦の目的ですから、更に攻撃してくる事が予想されます。

そして魚雷の第二波、二基の魚雷が「ディオサ号」に向かいます。
ディオサ号」に接近中の護衛艦「しらぬい」が、それら二基の魚雷の命中コースに入ってしまうので、武器使用を禁じられている護衛艦「しらぬい」ですが、自衛隊法第95条「武器等防護」の適用を理由に、魚雷を魚雷で撃破し、危機を脱します。

ディオサ号」は魚雷の直撃は免れたものの、重傷者3名を出し、自力での航行もできない状態になっています。
そこで蕪木艦長は人道的立場から重傷者を護衛艦に収容すると共に、「ディオサ号」を一刻も早く救援船に引き渡す為、護衛艦で曳航し、救援船との合流を早める決断をします。

ディオサ号が引上げた謎の物体はロシアの軍事機密?

ディオサ号」が海底から引上げた謎の物体は、■ ■ ■ ■ ■ であり軍事機密のかたまりである事が判明します。
持ち主は、ほぼ確実なレベルでロシアであり、各国海軍の極秘データを蓄積しているたけでなく、ロシア原潜の全ての位置まで判る可能性さえあります。
だからロシアは魚雷という荒っぽい手段で破壊してしまおうと考えたのであり、それに現状失敗しているという事は、「ディオサ号」と護衛艦「しらぬい」には、更に徹底した攻撃が加えられる可能性も高いと予想されます。

ディオサ号」と護衛艦「しらぬい」との無線交信が各国に傍受され、多くの国がこの二隻に強い関心を持ち始めます。
中でも米国は事の重大さを良く理解しており、インド太平洋軍司令官が来日し、柳沢総理に面会を求め、暗に■ ■ ■ ■ ■ の米国への引き渡しを要求しますが、柳沢総理は拒否します。(私には理由が判りません。)

そうこうしている間にも、護衛艦「しらぬい」は、ステルス・ドローン4機の接近を探知します。
武器の使用を厳しく禁じられている護衛艦「しらぬい」の面々は、ドローンを攻撃するかどうかで激しく葛藤しますが・・・?
ここからは、ぜひ迫力あるコミックでお楽しみ下さい。