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世田谷一家殺害事件犯人の顔をDNAで再現、今の技術でココまで解る

世田谷一家殺害事件

今から遡る事20年前の2000年12月30日午後11時から31日の未明にかけて、世田谷一家殺害事件が発生しました。
被害に遭われたのは、

  • 世帯主 宮澤みきおさん(当時44歳)
  • 妻   泰子さん(当時41歳)
  • 長女  にいなちゃん(当時8歳)
  • 長男  くん(当時6歳)

の宮澤さん一家4人です。

世田谷一家殺害事件の犯人のDNA分析で容姿を推定

事件発生当初は遺留品も多い事などから、早期の解決が見込まれていましたが、丸20年経った今も犯人逮捕には至っていません。

捜査本部は遺留品から「身長170センチ前後でやせ形の若い男」と推定していますが、容姿や年齢はまだ特定されていません。

ところがここにきて、犯人が残した血液のDNAを分析する事により、犯人の容姿や年齢が詳しく判る可能性が出てきました。

DNA解析で再現された鈴木さんの顔画像出典:NスペPlus

この画像は、2019年5月に放送された「NHKスペシャル シリーズ人体II遺伝子 第1集」で紹介されたDNA分析で、俳優の鈴木亮平さんのDNAから鈴木さんの顔を再現し比較したものです。
鈴木さん本人も驚くほどソックリですよね?

米国では、既に現場に残されたDNAから犯人の顔を再現し、迷宮入りしていた事件が解決したケースもあるとの事です。

つい最近までは、人間の遺伝子の95%以上がゴミ(ジャンク)に等しく、意味の無いものとして理解されていましたが、ヒトゲノムの全塩基配列の解析を行い地図化を完了した結果、確かにDNAの反復配列部分は多いものの、このジャンク遺伝子の中に人体の様々な形や構造を決定する遺伝子が含まれている事が解り、これまでに顔に関するDNAだけでも1万箇所以上見つかっているそうです。
それらの情報を総合的に分析する事で、そのDNAを持つ人の顔を相当精密に再現できる時代になっているのです。

しかも、その精度は日々向上し続けているそうで、NHKスペシャル「人体」の放映から既に1年半以上が経過していますから、人の顔の再現精度も更に向上している事が期待できます。

事件解決に結びつく情報提供者には上限2000万円の懸賞金が

事件の詳細は、警視庁のHPの中の公開捜査一覧の中の「上祖師谷三丁目一家4人強盗殺人事件」で見る事ができます。
節子さん

既に20年もの年月が経過してしまっていますが、逮捕に繋がる有力な情報提供者には上限2000万円の懸賞金がかけられてもいますので、何か少しでも心当たりのある方は、今一度事件の詳細を見直しされてみてはいかがでしょうか?

右の画像は、宮澤みきおさんのお母様・節子さんです。

そのマスクには「DNA期待」の五文字がくっきりと刺繍されています。
節子さんは、

「血液も指紋もある。いろいろ証拠品が残っているのに、犯人が何で分からないんだろうと思います」
出典:東京新聞

と悔しさを滲ませておられます。

今回のDNA解析による顔や年齢等の分析が、犯人逮捕に繋がる事を祈るばかりです。