犬との暮らし

子犬を飼い始めた時に、必ず飼主が意識しているべき事とは?

子犬

子犬を飼い始めると、その可愛さに夢中になってしまいます。

でも、うっかりしていると、子犬はあっという間に成犬になってしまいます。
この記事では、子犬の時にこそ必ず飼主が意識しているべき事についてご紹介します。

ぜひこの記事を参考にして頂いて、あなたの愛犬にも、子犬のうちに大切な事を身に着けさせてあげて下さい。

どんな性格の犬に育ってもらいたいかイメージする

子犬には、遺伝的にその親犬から引き継いだ個性があります。
先天的な性格です。

犬

と同時に、子犬の頃の育て方次第で、成犬になってから以降の性格が大きく変わります。
だから、どのような犬に育てたいか飼主がイメージして育てる事がとても大切になります。

警察犬や盲導犬、牧羊犬や狩猟犬等々、何かしらプロフェッショナルな犬に育てたい場合は、このブログを読むより先に参考にすべき情報を、既にお持ちだと思います。

でも殆どの方は、単にペットとして犬を飼う事に決めたから、子犬を家に迎えられたのだと思います。
そういう方にこそお読み頂きたいのが、この記事ですので、ぜひ最後までお付き合い下さい。

物怖じしない、おおらかな性格の犬に育てる為に

大型犬か小型犬かを問わず、また犬種も問わず、あなたの愛犬が、誰にも優しくフレンドリーで、おおらかな性格に育てたいのであれば、なによりもまず飼主が愛犬にいつも暖かく、笑顔で接してあげて下さい。

と言っても、飼主自身が子犬にはしゃいでしまって、犬なのに猫可愛がりしてはいけません。
飼主自身は常に落ち着いた雰囲気を保ちつつ、優しく笑顔で子犬と接するのです。

犬と飼主

人が思うよりずっと空気が読める子犬は、あなたの落ち着いた雰囲気や、暖かさ、笑顔の明るさを見て愛情を感じとり、まるでそれらを鏡で映したような性格に育ちます。

体罰には何のメリットも無い

叱る事はあっても、体罰は厳禁です。
子犬はあなたを好きになりたいし、頼りにしたいと思っているのに、体罰を与えられると不信感を覚えずにはいられません。

悪いことをしたから、罰を与えられた

なんて、論理的思考は犬には無いからです。

体罰が繰り返されると、その不信感も犬の心の底に溜まっていき、やがて犬の性格や行動に現れてくるようになります。
飼主にとっても、犬にとっても、体罰はマイナスの行為でしかない事をしっかりご記憶下さい。(犬に説教する人もいますが、これも全く意味が無いので止めましょう。)

叱る時は、「ダメッ!」と短く声でしかり、その時だけ厳しい顔をしてアイコンタクトすれば十分に伝わります。

子犬を迎えたら、まずは動物病院で健康診断

子犬が健康そうに見えても、本当に健康かどうかは、素人には判りません。
子犬を迎えて1週間ほど経って落ち着いた所で、動物病院で健康診断をしてもらって下さい。

その時にワクチンを受けさせるタイミング等も獣医師と相談し、いつから散歩に連れて出かけられるかも説明してもらいます。
獣医師から散歩を始めて良いとの指示がもらえるまでは、リードを付けての散歩も控えた方が良いです。
(遊びも兼ねて、家の中でリードを付けて疑似散歩するのは、とても良い事です。)

まだ外へ散歩に出かけられない間に、家の中で「ハウス」を教えておきましょう。
ハウス」と言うだけで、犬用のキャリーバッグやケージ等に犬が自主的に入るように躾けられれば、来客の時や、車での外出、犬との旅行等の様々なシーンで、飼主も犬も共に大きなメリットを享受できます。

キャリーバッグに入れる必要が発生してから急に中に入れようとしても、犬には大きな苦痛となり、キャリーバッグが嫌いになってしまいます。

最初は、キャリーバッグのドア等を全て開けた状態にして、おやつ等で釣って、キャリーバッグに出たり入ったりを繰り返させ慣れさせます。

キャリーバッグに入った時に、間をおかず(2秒以内)におやつをあげ、褒めてあげると子犬は、

キャリーバッグに入ると、嬉しい事が起こる

と認識するようになります。

簡単に入るようになったら、入った瞬間に「ハウス」と言い、それから間をおかずにおやつをあげ、褒めます。
これを繰返すと、「ハウス」と言うだけで入るようになります。

「ハウス」というコマンドを覚えたら、ドアを閉める事にも慣れさせていきます。
「ハウス」と言って中に入ったら、ドアを閉め、すぐにおやつをあげます。

最初は閉めたドアをすぐに開けて、自由にさせます。
これに慣れてきたら、徐々にドアを閉めている時間を長くしていきます。
その時も、中で大人しくしていたら、褒めておやつをあげて下さい。

キャリーバッグの中にいる事が、子犬にとって楽しく、くつろげる場であると感じさせる事が大切です。

更には、キャリーバッグから少し離れた所にいても「ハウス」と言うだけでキャリーバッグに入るようになるまで続けるのが理想です。
でも、中に入っても怖くない、嫌な事じゃないと覚えさせるだけでもメリットは大きいので、気長に続けて下さい。

ドアを閉められても大人しくしていられるようになったら、キャリーバッグに入れたまま家の外を少し散歩したり、車に乗せて移動してみるのも良いでしょう。

できるだけ様々な経験をさせる

獣医師から散歩の許可がもらえるまでは、リードを付けての散歩はまだできませんが、抱っこしての散歩はオススメします。
自動車やバイクの音、子供たちの声を聞いたり、外の景色を見せるだけでも、子犬に大切な「社会化」にはプラスになります。

犬の社会化とは犬が社会に適応する能力を身につける事を意味します。
生後3~4ヶ月くらいまでの期間の子犬の過ごし方によって社会化の程度がおおよそ決まり、その後の犬の一生に大きな影響を与えます。
またこの生後4ヶ月頃までの期間を特に社会化期と呼びます。

子犬の散歩にGOサインが出たら

獣医師から散歩の許可がもらえたら、いよいよお散歩デビューです。猫好きの犬

犬との散歩ではリーダーウォークをマスターさせる事をオススメしていますのでこの記事をご一読下さい。

社会化期」の子犬なら特に意識して、多くの人や犬と会わせるようにします。
(犬を怖がらない猫がいるなら、ぜひその猫とも会わせてあげて下さい。)

ここで人や犬と接触するのが楽しい事であると子犬に覚えさせたいので、会わせる人や犬は飼主もよく知っている相手を選んで下さい。
ここで怖い思いをさせたりすると、トラウマになってしまって逆効果だからです。

お住まいの市や区と「パピークラス」または「しつけ教室」等で検索すると、沢山の犬との出会いの場や機会が見つかる場合があります。
子犬の社会化にも特に有効ですので、ぜひ参加を検討してあげて下さい。

まとめ

一昔前の日本では、犬を飼う事と番犬とを結びつけて考える事が一般的でした。
しかし現在では、見知らぬ人や犬等に向かって吠える事を「無駄吠え」と呼び、できれば矯正すべき、犬の問題行動の一つに挙げられるほどになっています。
番犬のように人見知りする犬に育てるのではなく、物怖じせず、誰にでもフレンドリーな犬に育てるのが現代のトレンドと言えます。

子犬が成長して、物怖じせずフレンドリーな成犬になる為には、社会化期に、どれだけ様々な経験をさせたり、人や犬とのふれあいの機会を持たせたかにかかっています。

この性格を、成犬になってから何らかの方法で矯正して獲得させる事は、不可能とは言えないまでも、とても難しいですし、出来たとしても浅いレベルに留まりがちです。

ぜひあなたの愛犬が、おおらかで人懐っこい性格の愛すべき犬に育つよう、子犬の時にこそ、この記事で書いた事を意識してあげて下さい。