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井岡一翔のタトゥーが問題に!入墨するメリットとデメリットは何か?

tattoo

2020年大晦日に行われたボクシングの試合で、WBOスーパーフライ級王者の井岡一翔(いおか かずと)選手が二度目の防衛に成功したまでは良かったのですが、左腕にタトゥーが露出していた事で、賛否両論入り乱れての話題となっています。

井岡選手は、自身がボクシングに復帰する事への「決意表明=タトゥー」であったと、悪びれる様子もありませんが、JBCのルール違反である事もまた明らかなのであり、どのような処分が下されるのかにも注目が集まっています。

タトゥー(入墨)を入れる事には、一体どんなメリットとデメリットがあるのか?
タトゥー等について、少し考えてみたいと思います。

そもそも、なぜ井岡選手はタトゥーを入れたのか?

井岡選手は、ボクシングという極めて厳しい世界に復帰する自分を鼓舞し、その決意が安易に揺らがないよう、自分の心の中の退路を断つ決意の現れとしてタトゥーを入れた動機を説明しています。

確かに、タトゥーを一度入れてしまったら容易には消せませんから

自分との約束の印

としては意味があるのかも知れません。

勿論、タトゥーがJBCのルール違反である事は承知されていますが、井岡選手自身がそうした日本ボクシング界の古臭い考え方を打破するきっかけになれればと考えた上での確信犯的行動であったようです。
それだけだと、

「チャンピオンという立場にありながら、なんと身勝手な行動か?」

と非難されても当然と思われるでしょうが、井岡選手は仮にJBCから処分を受けて日本でボクシングを続けられなくなるとしても、むしろそれをバネにして海外に出ていって勝負しても良いという覚悟をお持ちのようです。

JBCから処分を受ける事も覚悟の上での行動ですから、法律違反を犯した訳ではありませんので、井岡選手の個人的判断の範囲の事であり、第三者が目くじらを立てるような問題ではないと感じました。

ただ一言付け加えさせて頂くとしたら、井岡選手はボクシングの王者として、また一人の大人として、あまりにも思慮が浅いとは思います。
どんな職業にせよ、そこには常に一定のルールがあり、その職業に就く限りはルールを守る義務があります。
そうしたルールを変える必要があると思うのであれば、そのように発言して賛同者を集める事から始めるべきであって、自分からルールを破る事がきっかけとなって、ルールがなし崩し的に変わっていく事に期待する井岡選手の行為が常に正当化されるとしたら、人間社会はめちゃくちゃになってしまうでしょう。

マサコ
マサコ
ボクシングの世界王者ともなれば、凡人の枠から飛び出したやんちゃも許されちゃう気もしなくは無いかな?

タトゥー肯定派は、否定派の頭が古いと考える

元プロ野球選手の新庄氏や、格闘家の石井選手等は、タトゥー否定派の頭が古いだけで、タトゥーにネガティブなイメージは全く無い様子です。

一方、バンタム級統一王者の井上尚弥選手やタレントの武井壮氏は、タトゥーを否定はしないが、JBCのルールを意図的に破った行為には否定的です。

私も、タトゥーを入れる、入れないは個人の問題であり、第三者があれこれ干渉する事ではないと思います。
ただ、タトゥーを否定する人を単に「古臭い考え方」として切り捨てる事はできないと思います。

確かに欧米ではタトゥーがファッションの一部として広く浸透しており、そうした世界でタトゥーに否定的な考え方を押し付けようとする事には意味が無いでしょう。

しかし日本には、刑罰の一つとして罪人に刺青を入れてきた歴史がありますし、一般人と比較して、反社会的勢力の構成員が刺青を入れている確率が圧倒的に高いという事実もあります。

特に背中一面に和彫の刺青を入れているような人は、たとえ普通の人であっても、一定の先入観で見られてしまう事を受け入れていると思われます。

日本は欧米より刺青のイメージが悪い事は確かであり、銭湯やプールで入場を断られたりする事も、常識化しています。お断り
刺青が悪い」と言うより、「刺青=>反社=>お断り」という思考の流れが日本国民の通念として確立しているのです。

だから、海外がどうであれ、日本で興行として行われるボクシングの試合に出るのなら「刺青禁止」というのは、極めて自然なルールだと思われます。

私は、刺青を入れるのは個人の自由だと思いますが、それが綺麗だとか、格好良いとかポジティブに感じる事は一切ありません。
どちらかと言えば、嫌悪感があります。
JBCの「入れ墨など観客に不快の念を与える風体の者は試合に出場できない」というルールも、妥当だと感じます。

井岡選手は、

外人ボクサーが刺青を入れていても日本でリングに立てるのに、日本人だけダメと言うのはおかしい

といった主旨の事を発言されていましたが、国単位で刺青に対する人々の認識の違いがあるのは事実ですから、別々に扱うルールが存在しても、何も問題があるとは思いません。

大相撲

日本相撲協会では、外人の刺青も禁じているはずですが、日本の国技を自称するからには当然の事であり、
ボクシングより厳しいのはおかしい
と非難される筋合いも無いはずです。

タトゥーのメリットとは?

99%、自己満足の為でしょう。
1%くらいの人からは、「格好良い~」とか「綺麗!」とか思ってもらえる場合もあるのかの知れませんが、実態は判りません。

タトゥーのデメリットとは?

海外は別として、日本でタトゥーを入れているという事は、それを見られた時に色眼鏡で見る

まともじゃない人かも?

と思われるのは、普通はデメリットのはずです。
職業選択の自由も狭まるし、温泉にも行けません。

人の嗜好は年齢によって変化しますから、歳をとると刺青を入れた事を後悔する可能性もありますが、消すのは大変です。

とある美容整形病院のアンケ-トによれば、
タトゥーを入れた人の9割が後になって入れた事を後悔しており、
タトゥーを入れるかどうか迷ったが結局入れなかった人の96%以上が、後になって
やっぱり入れなくて良かった
と回答しているそうです。
参考:Peachy

タトゥーを入れた肌にMRI診断を行うと火傷する?

放射線を利用して診断するCTに対し、MRIは磁場と電波を利用して診断するので、より人への負担が少ないとされています。
ところが、タトゥーに用いられるインクや染料には、鉄、銅、亜鉛等の金属が含まれている場合があり、この部分にMRIの磁力や電波が当たると発熱し、火傷に繋がる恐れがあるとの事です。(IH調理器と同じ原理)

私は過去に不整脈を発症し、カテーテルアブレーションという内科的手術で治療してもらった事があるのですが、この手術ではMRIによる心臓と医療器具との位置関係の精密な測定を行いながらの手術(1時間以上に及ぶ事もある)になるので、もし刺青をしていたら、この手術の選択はできなかった可能性があります。

当然の事ながら、MRI診断は不整脈以外の病気にも広く活用されているはずなので、将来何か病気になった時にMRIを利用できない可能性があるというのは、その時になってみないと実感はできないものの、意外なところにタトゥーのデメリットが隠れていた事になります。
(MRI診断が可能な場合もありますので、よく医師とご相談下さい。)

まとめ

タトゥーを入れる事は違法ではないのですから、入れたい人は自己責任でやれば良いと思います。
ただ、入れたいと思ってすぐに彫師の所へ行くのではなく、1年くらい考える時間をとって、それでも入れたいという気持ちが変わらない事を確認してから入れる事をオススメします。

なぜなら、入れた人の9割が後悔し、入れたいと思った事があるが、結局入れなかった人の96%が「入れなくて良かった」と感じているとのアンケート結果も有るからです。

井岡選手がタトゥーを入れた事も、ちょっと軽率だとは思いますが、違法では無いので非難するつもりはありません。

超一流の格闘家であった山本キッド選手(故人)は、刺青の魅力にとりつかれたかのように、どんどん自身の肌を刺青で埋め尽くしていきました。
刺青には、入れた本人にしか知り得ない魅力があるのかも知れません。

しかし、刺青に否定的な私からすると、刺青の無い時のキッドさんが一番カッコ良くて、刺青が増えるほどに、カッコ悪くなって見えます。
非難するつもりは1ミリもありませんが、残念な事だとは思います。